EF64 37
EF64 37は、1971年に汽車會社及び東洋電機製造で製造され、甲府機関区へ配置された。その後は主に中央本線、上越線などで旅客列車や貨物列車を牽引機し、国鉄分割民営化と共にJR東日本へ継承された。
民営化後は高崎車両センター高崎支所に在籍し、主にレール輸送列車や臨時旅客列車、団体専用列車を牽引していた。
晩年は2021年2月4日に常駐先の甲府から所属元へ返却後、高崎地区の臨時旅客列車に充当されていたが、11月8日に1052号機とともに土崎へ配給輸送され除籍された。
最後の0番台
37号機が「最後の0番台」となったのは、高崎車両センター高崎支所に所属していた38号機と39号機が廃車された2015年頃となる。
0番台は過去にJR貨物(中央本線、篠ノ井線、伯備線など)でも運用されていたが、2015年時点で既に全車が運用を離脱していた。
ぶどう色時代
37号機は2003年~2018年の間、ぶどう色2号の塗装となっていた。
2018年の9月に秋田総合車両センターへ入場し、全般検査とともに国鉄色への塗装変更が実施された。
最後の全般検査、国鉄色へ
2018年9月に秋田総合車両センターへ入場した37号機は、全般検査と同時に国鉄直流電気機関車標準色へ塗装変更された。
なお、固定窓の支持部は過去に黒Hゴム化されていたが、今回の検査で灰色に復元された。
今回の全般検査は37号機として、また、EF64形0番台として最後の全般検査となった。
晩年の旅客運用
ぶどう色時代に寝台特急「あけぼの」などの代走で運用入りした以外は定期列車の運用が無く、臨時列車や団体専用列車の運用に充当されていた。