123系電車(123けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)およびJR旅客3社(東日本、東海、西日本)が手荷物・郵便輸送の廃止・縮小に伴って余剰になった荷物電車などを改造し、電化ローカル線向けに投入した直流近郊形電車である。1986年から1988年にかけて投入された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/国鉄123系電車
【JR西日本】
記事執筆時点で現存する同形式は、JR西日本が所有する車両のみとなっている。
クモハ123-2~6の5両が下関総合車両所に在籍し、小野田線・宇部線・山陽本線で運用されている。
下関総合車両所U7編成は、1978年にクモニ143-7として近畿車輛で製造され、伯備線電化開業用として岡山電車区に配置された。その後1986年の荷物輸送廃止によって用途を失ったが車齢が浅かったため 、 旅客車である123系へ改造された。
123系としては1987年に日根野電車区(阪和線)へ配置され、岡山電車区(宇野線・山陽本線)へ転属後、下関地域鉄道部へ転属したグループであり、同車とクモハ123-6が該当する。
外観上の特徴として、123系への改造時点で貫通扉が設置された点(後年貫通化された車両も含め、他のグループは非貫通で登場した)、荷物用扉の位置を流用して客用扉が設置されたため、両開き扉かつ戸袋が室内側に設置されている点が該当する。
下関地域鉄道部へ転属後、客用扉の移設及び半自動用ドアボタンの設置改造が実施された。